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スマートサーベイのブログ

webアンケート「スマートサーベイ」です。消費者行動やアンケートの作り方について

好き嫌いを選べないときもある。人のこころはグラデーション。

もし、とある商品についての感想を聞かれ、「とても好き」「ふつう」「とても嫌い」の3つしかなかったら?

「まあまあ好き」な人がいたら、「ふつう」を選んでしまうかもしれません。

それはなぜか。「一番近い回答欄」だからです。このようにこころのグラデーションを適切に設定しないと、回答欄として一番近い回答を選択することとなり、結果的にあまり有用ではないデータが仕上がってしまうことがあります。

「好き」「まあまあ好き」「ふつう」「やや嫌い」「嫌い」のように、回答者の心にフィットしやすい回答欄をつくってあげましょう。

その回答欄、「どちらともいえない」に回答が集中するような質問になっていませんか?

「どちらともいえない」という回答には、以下のようなニュアンスが込められているものです。

 ・興味、関心がありません

 ・該当する回答欄がありません

 

たとえば「ゲームが好きがどうか」を質問されたとき、「かなり好き」「どちらともいえない」「かなり嫌い」しか回答欄がなかったら、どれを選択するでしょうか?基本的には「かなり好き」「かなり嫌い」に該当する人は正直にそれを選択すればよいですが、そこまでは…という方にとっては該当する回答欄がないため、「どちらともいえない」を選んでしまうはめとなっていまいます。

好きの定規の目盛りを決めよう。「とても好き?」「やや好き?」回答の尺度の決め方

シンプルに「好き」と「嫌い」を例にしてみましょう。

3段階だと「好き」「ふつう」「嫌い」

5段階だと「好き」「やや好き」「ふつう」「やや嫌い」「嫌い」に。

「とても」を最大のパラメータにすると「とても好き」「好き」「ふつう」「嫌い」「とても嫌い」などに。

さらに細かく分類すると、「とても好き」「好き」「やや好き」「ふつう」「やや嫌い」「嫌い」「とても嫌い」など。

 

このような回答の尺度は、テーマに合わせて設定することをおすすめ致します。

 

「とても?」「やや?」「ちょっと?」適切なニュアンスを伝えるには?

フィットする形容詞や言い回しを考えて、適切なニュアンスで伝えるようにしましょう。

強調の形容詞なら「とても」「かなり」「すごく」、抑えるような形容詞なら「まあまあ」「やや」「少し」「あまり」など。

言い回しについても「嫌い」ではなく「好きではない」といった否定語にしてみるのもよいでしょう。

 

「年に1〜2回」の頻度を思い出せるもの、思い出せないもの。

「帰省」や「旅行」といった非日常的な体験は記憶に残りやすいため、それを思い出して回答することはできますが、「駅で○○の曲を聞いた頻度」等のその対象への意識が薄く日常にとけ込んでいるような体験の場合には、「年に1~2回?」と聞かれても回答は非常に難しいものです。

物事の頻度を聞く前に、その物事は「日常的な体験・経験」なのか、「非日常的な体験・経験」なのかを分けてから設定するようにしましょう。

量の範囲の聞き方ってどうしたらいいの?

お金の例なら「100円未満」「100円以上300円未満」「300円以上」など。

 

「100円以下」「100円以上300円以下」「300円以上」ですと、100円と300円の場合はどれを選んだらよいか分からないため、領域が重ならないようにご注意ください!

質問は簡潔に

冗長な表現とならないよう、短く簡潔な文章となるよう心がけましょう。

 

 例)×「まず最初に、○○と完全に一致していると思うものを以下の選択肢から選んでください。複数選んでもよいです。」

   「次の選択肢のうち、○○と一致していると思うものを選択してください(複数選択可)」